スーパー北斗で車内販売縮小6月から

JR北海道で、定期的に車内販売を実施している唯一の列車が、スーパー北斗です。

昨年スーパーおおぞらで車内販売が消滅してからは、残された希望の星でした。

ところが、6月1日からスーパー北斗の車内販売が、大きく削減されるのです。

これは、どういうことか。

今までと今後の車内販売の有無を、列車ごとにまとめました。

車内販売を実施()/

車内販売無し(TT)

簡易簡易販売で実施(--)

下り札幌行き

スーパー北斗1号(函館6:10発)

スーパー北斗3号(函館7:37発)

スーパー北斗5号函館8:54発)

スーパー北斗7号(函館10:05発簡易

スーパー北斗9号(函館10:48発)簡易

スーパー北斗11号(函館12:16発)簡易

スーパー北斗13号(函館13:52発)

スーパー北斗15号(函館14:56発)

スーパー北斗17号(函館16:37発)

スーパー北斗19号(函館17:51発)

スーパー北斗21号(函館18:49発)

スーパー北斗23号(函館19:54発)>

今までも、東京からのはやぶさと接続しない朝の3本と、夜の2本は車内販売がありませんでした。

しかし、現在車内販売を行っている7本のうち、1本は廃止、3本は縮小(簡易販売)となります。現行通り実施するのは、たった3本になります。12本中、たった3本ですよ

上り函館行き

スーパー北斗2号(札幌6:00発)

スーパー北斗4号(札幌6:53発)

スーパー北斗6号(札幌8:39発)

スーパー北斗8号(札幌9:32発)

スーパー北斗10号(札幌10:44発)

スーパー北斗12号(札幌12:16発)簡易

スーパー北斗14号(札幌13:32発)簡易

スーパー北斗16号(札幌14:45発)簡易

スーパー北斗18号(札幌15:39発)

スーパー北斗20号(札幌16:39発)

スーパー北斗22号(札幌18:08発)

スーパー北斗24号(札幌20:00発)

上りも、車内販売の縮小が進みます。

上り下りとも正規の車内販売が、7本から3本に減ってしまいました。これは辛いや。

簡易販売とは

12本のうち3本が、簡易販売となります。

簡易販売とは、2014年にスーパーとかちで、2か月間だけ実施していた人件費を抑える車内販売のことと思われます。

(1)ワゴンやカゴで販売員が巡回するのではなく、グリーン車横にある準備室に乗客が買いに行く形式です。車内に売店を設置するようなものです。以前は待ち受け販売と呼んでいました。これなら販売員1人だけで対応できます。

(2)区間が限られています。下り札幌行きは、函館から森だけ営業します。上り函館行きは、札幌から苫小牧だけ営業します。今までは約3時間50分の全区間に、車内販売員が乗務していましたが、最初の約50分だけ乗務することになります。

2014年のスーパーとかちでは、上の写真のように、待ち受け販売が行われていました。弁当も扱っていましたが、全体的に品数は、ワゴンより減っていました。

客が来なくても待つしかない形式ですから、販売員の意欲が低下したように感じました。待ち受け販売を何回か利用しましたが、表情が暗かったのが、印象的でした。

スーパーとかちの待ち受け販売は、車内販売を終了させるまでの2か月間限定の暫定措置でした。2か月間だけ待ち受け販売して、その後は車内販売廃止となりました。(待ち受け販売の記事は、こちら)

営業区間の疑問

営業区間も、疑問に思えます。

簡易販売の実施区間は、始発駅を発車してすぐの、約50分です。それなら、事前に駅で、弁当やビールを買うことで、車内販売廃止に対処しやすい区間です。

乗ってからのやはり腹減った、弁当ほしい冷たいビールが飲みたいといった需要には、最初の50分では対処できません。

区間の販売が無理でも、まんなかくらいの洞爺〜苫小牧の約1時間の営業なら、冷えたビールや、温かいコーヒーが手に入れることができます。これなら上り下りの両方に乗務できて、往復とも働けます。

函館と札幌に拠点があるのが理由のような気がしますが、それなら、民間業者に委託するのが良いのではないでしょうか。苫小牧や室蘭あたりの業者に、車内販売をしてもらうのです。

名駅弁の積み込みが

今回の車内販売の縮小で、停車する駅の有名駅弁を食べることができるスーパー北斗は、7本から3本に減ってしまうことになりそうです。そもそも車内販売員がいないから、弁当の積み込みは無理でしょう。

長万部駅のかにめし1080円。

2017年の4月に、新函館北斗から乗って、販売員に予約注文して、積み込まれたものを食べました。

有名な駅弁だけに、食べられるチャンスが半減するのは残念ですね。

大沼公園駅の大沼だんご420円。

気軽に食べられる、半分食べて、残りは後から食べられるのは、ありがたかったのですが。

長万部駅もりそば650円。

もともと積み込みが可能なスーパー北斗は少ない。ますます買いにくくなるのかな

しかし残念

観光客が増えて、売り上げがアップするであろう観光シーズンの直前で、車内販売を削減するのは、理解しにくいです。8月末で打ち切るのなら、一定の理解はできるのですが。

車内販売の縮小の原因は、収益の悪化のほかに人手不足もあると聞いています。しかし、北海道の有効求人倍率は11倍前後で、全国平均の15〜16倍より低くなっています。

このまま縮小が続けば、1年後には、JR北海道の車内販売は、全廃するのではと心配してしまいます。